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2009年8月

2009年8月31日 (月)

8月31日という日

私にとって、8月31日というのは、特別な日になりそうです。巷では、昨日衆院総選挙があり、なんと民主党が過半数を楽々オーバーする308議席を確保。自民党が政権与党を降り、民主党鳩山政権の誕生です。2大政党時代の到来です。これから、組閣ということになるのでしょうが、現在世の中に漂っている閉塞感とモヤモヤ感が晴れてくれればいい、と思います。官僚政治からの脱皮が具体的にどんな形で表れてくるのか、久しぶりにワクワクします。

私自身にもこの時期、2年ごとに変化がおきています。4年前に子会社Mの社長として赴任したのが、9月1日。2年前に会社を早期退職したのが9月1日。今年は、明日9月1日から、県立高校のキャリア・カウンセリングを担当することになりました。火曜と木曜の週2日間、1回2時間で、35回の契約です。フル稼働勤めを希望する人ではとても受けられる話ではないでしょうが、私の場合はこのような条件でないと逆に受けられません。以前から、週2日なら拘束可と言ってきました。そして、なによりもスクール・カウンセリングはキャリア・アップのために一度トライしてみたい分野でしたので、今回のお話を受けることにしました。

というわけで、明日、初出勤です。このタイミングで、このような仕事をするとは、夢想だにしなかったのですが、これだから人生面白い。学校の職員というのは、1回経験してみたいと思っていましたので、どういうことになるか、楽しみです。

世相といい、プライベイトといい、変化を楽しむ「ワクワク感」が、秋風とともにやってきました。

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2009年8月28日 (金)

70人1日研修

090827_085515 昨日、「社内突破力」のテーマで、70人の1日研修をA社で行いました。朝8時半の社長の話から始まるということで、家を車で出たのが、6時半。8時に現地着。早すぎるので、近くのコーヒー店で、アイスコーヒーを飲んで一息ついて現地に赴きました。出番は、15分繰り上がっての開始となりました。ここで、私は、今日はゆっくりいこう、という方針を立てたのですが、結果的にはそれが裏目に出ます。

69名の予定で、当日の出席は64名でした。私は、ここまで、J社やM社の研修に携わり、半年弱の「長期研修の中での1日研修」は10回程度は経験してきました。しかし、今回は、1日ポッキリの内容で勝手が違います。テーマが「社内突破力」ですから、いままでのやり方は全く通用しないと思い企画の段階で、思考錯誤しました。また、人数が70名というのも初体験でした。

090827_163808 受講者は、A社のスタッフ部門の人たちで、全員が「社内突破力」を持ってきていました。これは感動です。積極的に手を挙げてはくれなかったものの、思った以上に、素直に私を受け入れてくれた、と感じています。第一のカベ=自己否定のカベ、第二のカベ=不理解のカベ、第三のかべ=やる気をつぶすカベ、というセッションに分けて、各々、知る、伝える、活かすというコンセプトで、ロールプレイを中心に組み立てました。狙いは、「自立」です。受講者の協力を感じながら、五時半に終了となりました。1人1人ともっと関わることができれば、必ずより大きな効果が上がるであろう、と感じました。ありがとうございました。

今回は、学習したことが多い。まずは、時間配分。メニューをもっと絞ったほうがよさそうです。1つ1つの内容について、相互にじっくり話をする時間をとるのがベターです。2つめは、視力ダウンを意識した周到な準備をすべし、ということです。レクチャーしていて、本文の何ページとか言うのですが、本文を探すのに時間がかかったり、4象限のX軸とY軸を見間違え訳のわからないことを口走ったりしている自分がいました。3つめは、グループワークは4人が最適というノーハウです。初めて、5人で、SFRをやってみましたが、4人がもっともスムーズです。細かいミスが多く、優良可でいうと、可ぐらいの出来栄えだったやに思いますが、いたく学習しました。これもこのような場をいただけなければわからないことです。主催者および関係者に感謝!!ありがとうございました。昨日は、帰宅して、ビール飲んで、バタンキューでした。

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2009年8月25日 (火)

同窓会

5年ぶり、いや10年ぶりに、中学校の同窓会に出席しました。場所は、新宿ワシントンホテル。どんな展開になるのか、全く予測不能で、自分が今日は何を感じるだろう、というテーマをもっての出席でした。

私たちの時代は、全校で、50人のクラスが8クラスで、合計400人ぐらいの人数がいました。当日の出席者は、約50人。寂しい感じです。私が同窓会に期待するのは、音信不通になった昔の仲間と巡り合えることなのですが、この希望は過去すべて叶わぬものでした。昔の野球仲間や遊び仲間のだれか1人でも会えれば思っていました。今回も結果は残念ながら×でした。

よかったのは、幹事長のT氏と会え、彼がよきリーダーシップを発揮しているのを確認したことです。T氏は昔の草野球「黒潮パイレーツ」の仲間で、私がピッチャーで、彼がキャッチャー、としてバッテリーを組んでいました。毎日、学校へ行く時は、私の家に寄ってくれて、2人で一緒に自転車通学をしていた記憶があります。一時、難病にかかり健康を案じていましたが、話した感じでは、今は良好のようです。私がこの会に出るもっとも大きな理由は彼に会うためです。T氏は、宝物と言って「黒潮パイレーツ」の全員写真を持っていて見せてくれました。懐かしい写真なのですが、私はもっていないので、データ化して大伸ばししておくってもらうことにしました。これは届くのが楽しみです。 

さて、宴もたけなわとなり、2次会で、カラオケにいきました。多人数でも同年代の曲で楽しめると思ったのですが、この読みははずれました。マイクハナサーズが現れたのです。そういえば、たしか前回も同じ展開だったことを想い出しました。私は完全に白けてしまい、2時間ほどいて、退席しました。また、会話をつなげるのに久々に頭を使っている自分に気づきました。今回の同窓会は、けっこうくたびれたというのが正直なところです。普段お付き合いしている人達のコミュニケーションとは異質の世界がそこにはありました。

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2009年8月21日 (金)

潜在埋蔵力

私は著書の中で、「潜在埋蔵力」について言及しましたが、身近で好例を発見しました。そう、「潜在埋蔵力」には、発見という言葉がピタリです。対象は、先週の14日に義理の父が入院して以来、1週間病院の個室で寝泊まりしている義理の母です。

義母は、楽天的でFCが高く喜怒哀楽が分かりやすいのですが、反面、問題が起きた時の耐性が低い。我慢やこらえ性がなく時にパニックを起こすタイプと私はみていました。今回の義父の入院に際しても、高熱を確認した時に、パニック状態に陥っていました。この調子では、入院の付き添いはすぐ音をあげるだろう、と見ていました。2~3日経って、本人から、「別に苦にならない。こんな生活も悪くない。」という言葉が出てきました。顔色から疲労の兆しはみえないし、やせ我慢のできる人ではありません。そして、1週間経過し、再確認したのですが、この部分は変わりがありません。

これが、まさしく義母の「潜在埋蔵力」なのです。一定の条件さえ満たされていれば、自分のポジションをプラスに置き換えることができるリフレイミングの資質です。この場合の一定の条件とは、医者が傍にいることによる安心感、であるということが分かりました。そこが、プレッシャーになって、パニックを起こしていたと分析しました。簡単に、病院も悪くない、と言いますが、普通はそうはいかないでしょう。FCの高さと楽観性がいい方に作用しています。

まさに、「船覆りてすなわち善く泳ぐを見、馬奔りてすなわち良く御するを見る」の見本みたいな話です。先週の大騒動があったればこそ、義母の素晴らしい「潜在埋蔵力」が発見されたのでした。

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2009年8月19日 (水)

貢献と負担

NPOの活動というものがだいぶ見えてきたことで、戸惑いと疑問、さらには感情の錯綜を感じはじめています。NPOの副代表として活動しはじめたのが7月。まだ、2か月ほどしか経っていないのですが、様々なことを丸投げされ、受けてしまっている自分がいます。これでいいのだろうか、とまず自分に問いかけています。私が受けることで皆が救われるのなら、とつい考えてしまい否定的な言葉が影を潜めます。結果として、なんでもかんでも課題を丸投げされている感じです。

以前活躍されていたW氏、M氏、K氏が突然休会されましたが、同じような事が起きていたのでは?と推測しています。理由がいま一つしっくりこなかったのですが、なんとなく彼らの気持ちがわかったような気がします。貢献と負担、という秤にかけて、本人ががんばればがんばるほど、周りはそれが当然と思いこんで甘えてしまう。本人としては、その蟻地獄から抜け出す一番ベストの方法は、退会か休会ということになったのではないでしょうか?

この状況は会社にいた時と同質のものです。まだ余力はある、とみて仕事が集まってくるのですが、さほど評価はされない。しかし、会社とNPOは本質的に違います。このような現実と感情の錯綜がまさしく現場感覚です。いい勉強をしている、とは思っていますが、私がやればやるほど、他のメンバーの達成感は落ちます。この観点からのチーム・ビルデイングが必要と改めて感じています。荷台の前は引きますが、横や後ろから押してくれる人がいなければ、NPO活動としての意味はありません。

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2009年8月16日 (日)

健康

私はすでに両親が他界しているのですが、女房殿の方は2人とも健在でした。それがここにきて、雲行きが怪しくなってきました。お盆の真っ最中の14日(金)の夜、義父がいきなり40℃の発熱を起こし、救急車で近くの病院に即入院となりました。(→病院の緊急受入と入院できたのは、ラッキーでした。)

義父は89歳で、通信兵として、南方戦線に参加。マラリアにかかっても助かって帰ってきた筋金入りですが、年には勝てません。前立腺癌の手術後、投薬のせいか慢性腎不全をきたし、その上この2年間ぐらいに認知症がでてきてしまいました。幸い、義母が正常なのが救いですが、2世帯住宅の我が家では、日々平和というわけにはいきません。多くの家で抱えている悩みが我が家にもある、ということです。

私は、15日(土)は弟夫婦と墓参り、16日(日)はコーチングの勉強会に行く予定でしたが、すべてドタキャンしました。医者からは何があってもおかしくない、と釘をさされていたからです。結局、病名は「肺炎」で、今のところは抗生剤が効いているようで、大丈夫そうです。

14日(金)は、女房殿と恒例の人間ドックへ行ってきました。各値は昨年より悪くなっていました。糖尿の血糖値は予備軍に入り、痛風指標である尿酸値はすでに危険域に入っていました。視力も、ついに1.0をきりました。よくなったのは、毎日意識していた握力だけです。このように、身体の現状認識と改善目標を得るのが、人間ドック受診の目的です。

生活のファウンデーションは、健康、家族、金の3Kです。なかでも、健康さえあれば何でもできる、健康を損なうぐらいなら退職するべきなどと判断することがあるように、健康は最も大切な要素です。さすがに、健康第一という点についての反論は聞いたことがありません。適度なスポーツをしながら、甘いものやプリン体を避ける食生活、これが、私の2009年版身体バージョンアップ計画となりました。

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2009年8月14日 (金)

天災とお盆

江ノ島へカウンセリングに行ってきました。1か月に1~2回の出動ですが、朝7時半に出て、1日仕事です。江ノ島は、毎回、違った顔を見せてくれます。8月13日(木)は、いつもの夏風景。海岸は海水浴客で溢れ、灯台のある岸壁は、猛暑にもかかわらず釣り客で満杯でした。太陽を浴びながら、寝ている人も多数いて、昔と変わらぬ平和な「お盆の海の風景」です。

一方、このところ、天災が続いています。豪雨→台風→地震。梅雨明けかどうか、などと滑った転んだしているうちに、局地豪雨による被害が相次ぎ、大雨を伴う台風9号が貴重な人命を奪いました。そして、震度6弱の地震です。地震は、東海地震との関連がどうだこうだ、とマスコミは、庶民の不安を駆り立てています。前から言っているように、当たらないなら予想しないこと、国家予算を圧縮すること、後付けの説明など不要なこと、マスコミは不安を増長する報道を慎むこと、最も大事なことは不幸に会った人たちをどう救済するかということの主張の正当性を改めて感じました。

天国と地獄。天のいたずらで、海でのんびりできる人もいれば、命を落としたり明日の衣食住もままならない状態に一挙に陥ってしまう人もいます。しかし、時間は淡々と過ぎていきます。地震で道路が崩落した東名の静岡付近は、1両日中に復旧するという。ここを通らざるをえないお盆の帰省客にとっては、ここも渋滞等地獄かもしれません。

お盆の最中ですが、悲喜こもごも、人生いろいろです。

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2009年8月10日 (月)

安定と変化

相対する極として、「安定」と「変化」というのがあります。

「安定」は、人が求めるごく常識的な欲求です。気持ちのいい「安定」は、基本的に、変化を欲しません。温故知新、前例を求めるというのは、安定志向の1つでしょう。変化していない昔と同じものを確認したときの気持は「安定」です。

・帝国ホテルの隣のビルで、会合があり。久し振りに、有楽町から歩いてみました。帝国ホテルは、私が結婚式を挙げた場所であり、挙式1年後の宿泊ご招待以来ですから、30年以上のご無沙汰でしたが、同じ場所にビシッと聳えていたのには、「安定」を感じました。

・打ち合わせ後、地下の「ウスケボー」で会食となりました。「ウスケボー」は、F社が契約していて、南青山の店には、アライアンスの仲間を連れてよく行ったものです。支店が多々あるのは知っていましたが、偶然連れて行かれると昔を想い出さずにはいられませんでした。

「変化」は、自然発生的で避けられない変化と自ら創り出す変化があります。私はある意味で、会社生活というのは自らがどれだけ変化を作り出せたか、という観点を大切にしています。

・70人を対象に、「社内突破力」の1日研修を頼まれました。最初は、半分に分けてという話でしたが、2回目の打ち合わせでは、70人1回という話に変わっていました。70人の1日研修は、準備が大変ですし、その上、安いフィーを提示され、私自身のモチベーションは落ちました。瞬間、断ろうかと思いましたが、「お金は気にしないで社会貢献しなさい」という天の声が聞こえ、受けることにしました。

・3月から中止となっていたバンド活動が再開となりました。やむなき事情のための中止でしたが、時間の経過とともに問題が解消され、伝説のバンド再復活です。些細な変化にみえますが、ストレス解消や生活改善という観点からみると、いい影響を与えることでしょう。バージョンアップして、変化が起きたというところです。

私は、「安定」も「変化」も好きですが、一番厳しいと思っているのは、「安定を求めるための変化」です。変わらなければならないと思った時、どれだけの人が変われるのでしょうか?就活やうつ状態からの脱出は、このパターンに分類しています。「したたかに、しなやかに生きる」というのは、こういうところの個別対応に現れてくるように思います。

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2009年8月 3日 (月)

花火

「出版記念パーテイ」実行スタッフの慰労打ち上げ会を、8月1日(土)に行いました。O氏、T氏、Y氏、そして私の4人が、パーテイ会場であった「横浜クルーズ・クルーズ」の個室フルコース飲み放題という趣向に集まりました。

ちょうど、この日は、みなとみらいの花火大会ということで、海に面した処はどこも一杯で、たまたま「横浜クルーズ・クルーズ」が、PM5:00から7:00まで空いていたということです。我々の個室は大きな窓があり、海が一望できましたが、PM7:00までは、一発の花火もあがりません。

090801_194204 PM7:00で追い出された我々4人は、花火の現場に繰り出しました。24Fから1Fに降りていくと物凄い人混み。一見してそれとわかる浴衣姿の女性の流れについて歩いていくと10分ほどで現場です。そこは歩行者天国のようになっていて、けっこう座れるスペースがありました。花火は、PM7:30から始まりましたが、目の前でそれが見えます。長岡、沼津、琵琶湖などなど私は花火大会は数多く参加しているのですが、みなとみらいの花火ほど、リラックスできて、いい場所で、なんの努力もしないで、観戦できるのは、初めてです。天候も曇りで蒸し暑いわけでもなく、1時間ほど、4人とも、快適な花火を堪能しました。

やはり、現場に行ってみないと、本当のことはわからない、という一例でした。来年は、家族を連れて行ってみよう、と思います。

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