WBC
日本中が久しぶりにわきました。北京オリンピック以来だと思います。WBC(World Baseball Classic)です。24日は、韓国との決勝戦でした。私は、仕事のない日の特権として、朝10時半から、午後2時40分まで、リアルタイムに、野球観戦としゃれ込みました。ゲームは、日本チームが押していたのですが、決め手を欠き、9回二死から同点に持ち込まれ、延長戦となりました。よく言う「100里の道は90里を半ばとす」という中国の諺をまたしても思い出してしまいます。まさか、日本チームが気を緩めたわけではないでしょうが、韓国の執念には驚きの念を禁じえません。10回表にそれまで今一調子の出なかったイチローのセンター前ヒットが決勝打になりました。イチロー本人が、天から神が降ってきた、と形容しましたが、正にそんな感じがする歴史的なヒットだった、と思います。
ニュースというのは、事件や事故を伝えるのが使命ですので、必然的に暗いニュースが多くなるものです。特に、最近は、常識では考えられないようなバッドニュースばかりで、少々気がめいっていた矢先でしたので、WBCの決勝進出は、国民のニーズにフィットして、殊の外、盛り上がったような気がします。オリンピックの時とは、また違った、サッカーのワールドカップの時に似た雰囲気を感じました。国民の1人1人が息をのんで同時に応援する、これは素晴らしいイベントです。
スポーツというのは、このように、人に感動を与える、応援している人が一つになれる、という素晴らしい効用があります。単に、勝ち負けではない人間しか味わえないある種の感情を感じました。韓国との決勝戦が始まる前、私は、ここまで来たのだから、どっちが勝ってもいいと思っていましたが、前回、日本が負けた時、ピッチャーマウンドに韓国が旗を立てた映像を見て、「日本よ、絶対勝ってくれ。あんなシーンは2度と見たくない。」と祈る様な思いで、TVを見ていました。こんなところにも、人間としての感情の浮き沈みがあるように思います。
勝って良かった。すばらしい歴史的なビッグゲームをリアルに観戦できた私は幸せ者。原監督以下、日本チームの全メンバーに。ありがとう!!
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