日進月歩
カウンセラー仲間の間で、話題になっているのが、先日NHKで放送されたうつ病に関する番組です。うつ病100万人と言われ、最近注目を浴びているわりには、医師の治療現場がみえにくいのですが、この番組は、かなり踏み込んだ内容で興味深いものでした。以下、私にとって、参考になった点をあげておきます。
1.坑うつ剤の処方は、医者によって千差万別。薬が効いていないように見えるのは、実は薬が効きすぎていてセロトニンが出すぎ、ドーパミンが減ったことによる無気力の状態と考えられる。故に、この場合、薬は減らすべきで、増やすのは逆効果。
2.医師の選び方 ①薬の説明をしない、②3種類以上の坑うつ薬を使う、③薬はどんどん増やす、④薬について質問すると不機嫌になる、⑤薬以外の対応を知らない、この5つに該当する医師は避ける。
3.最新情報・・・・・磁気刺激療法、うつ病診断装置
4.イギリスにおける認知行動療法・・・・・薬を飲む前に、カウンセリングを受ける。かかる費用は、国が負担するシステム(300億円投入)で、この認知行動療法を薬と併用すると、再発率は、大幅にダウンする。日本では、このシステムはなく、個人の費用負担が大。
事ほど左様に、この分野も日進月歩しており、昨日までの常識が覆るということもありそうです。心のあり方ですから例外は多々あって不思議ではありません。また、医師は慎重に選ぶことが頗る重要です。セカンドオピニオンは当然必要です。そして、我々カウンセラーはそこまでをもケアすることが責任のある仕事と考えております。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 災い転じて福となす(2016.01.04)
- 貴方の中にあるNewリーダーシップを使いこなそう!(2015.05.19)
- 思い込みに気づく(2014.10.13)
- 我病了!(2014.03.19)
- Gloomy(2013.12.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント