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2009年2月 8日 (日)

敗軍の将、兵を語る

キャリア・コンサルタント技能士の実技試験を8日(日)受けてきました。家を、10時に出て、京浜幕張の駅に着いたのは、正午過ぎ。駅のそばで、大好きな卵&コロッケ入りかき揚そばをいただいてから、試験会場に、定刻5分前に到着。江ノ島グループではOH氏、OG氏、S氏の3人に私を加えた4名がこの日この時刻の受検生でした。

しばらくして、実技試験の部屋の外に案内され、息つく間もなくすぐにIN。試験官は、男性1名と女性1名。クライアント役の女性1名。男性より試験要領の説明があった後、クライアント2のケース(吉田さん)で、すぐに実技試験が開始されました。時計は見易い左側の位置に置いてあり、まずは、ラッキーと思いました。座り方は、話しやすいようにちょっと位置を変えてみましたが、その間、自分が浮足立っているという感じはありました。楽しむつもりで行ったのですが、やはり緊張していたようです。

私の作戦は、10分は傾聴、5分は質問タイム、最後の5分を次回につなげること。ぺイシングに心がけること。という2つの大まかな戦略をもって臨みました。クライアントは、口数少ないタイプでしたが、3年前に同じ場所で受けたキャリコンのテストで経験しているので、丹念に傾聴しました。結果、そこそこ話を引き出すことができ、クライアントに笑いが出る場面もありました。この調子ならいける、と思いながら、17分ぐらいを経過しました。ずうずうしくも、もうこの時点で合格を意識しました。

まとめの時間に入った、とフィニッシュを意識し、要約に入ったのですが、私の不用意な一言がクライアントの態度を硬化させてしまいました。一度、迷路に入ってしまうともう修正できませんでした。私が何か言うたびに泥沼に入っていってしまいました。全くコミュニケーションにならない3分間のエンデイングが現出したのです。17分までよかったのに、最後の3分ですべて水泡に帰した、というわけです。口頭試問で挽回ということもあるかもしれませんが、もうモチベーションが完全にダウンし、カーッとなっていて、何を申し上げたかも覚えていません。キャリコンから見た視点など全部飛んでしまいました。クライアントが当惑をみせた時点における緊急時咄嗟対応能力の低さと諦めの早さは、私の弱みなのですが、ここでもそれが出たようです。

「100里の道も99里をもって半ばとせよ」という諺を思い出します。私は、1回のカウンセリングは、1局の囲碁を打ち上げることと似ていると思っています。今回の実技試験を囲碁に例えると、終盤まで勝ち碁だったのをヨセの段階で自らのダメを詰めて大石を取られて逆転された一局ということになるでしょう。

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コメント

まァ、細かいことはまったくわかりませんが、人生?イロイロあるのではないでしょうか。
そんなに、ヒッチャキ(日本語かは不明)に
なるようなことはないと思いますが。
もちろん、年も年ですが・・・。
でも、平気で書けるのは先生の良いところで、いつまでもその長所?を持ち続けて下さい。
なにしろ、余人にはマネのできないことですから。

投稿: パスカル | 2009年2月 8日 (日) 18時14分

パスカルさん、お久しぶりです。
実はこの内容は、これから受検する仲間に対する共有メッセージの発信でもあります。(この試験は2ヶ月間に亘って行われています。)約束していたので、恥を忍んで発信しました。普通人から見れば、たかが試験、カウンセラー仲間からにすれば、されど試験です。私自身にとっては、おっしゃるように、些事と捉えることもでき、だから書けるという意味もあると思います。

投稿: オグ | 2009年2月 9日 (月) 08時34分

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