企業研修の達成感
1月17日というのは、14年前、関西大震災があった日であり、私も大阪豊中市に住んでいて被災者の1人でした。同じ日付でも、2009年の1月17日は、うれしい達成感を得た1日になりました。M社の企業研修がこの日の1日研修で終了しました。昨年9月8日にスタートして、足かけ5か月、約2週間に1日、総計36時間の長丁場の研修でした。震災は破壊的ですが、こちらは建設的です。
今回の研修は、M社の監督者層17名を対象に、「能動的な人間」をめざす」というテーマを社長からいただき、「やる気をひきだす人づくり」という講座名でスタートしました。内容的には約80%が、私の経験則と新アイデアによるオリジナルであることが特徴です。私は、「画一的な教育プログラムはもはや役に立たない。実践で役に立つ研修は現場を知った者にしかできない。」と常々想っています。そのため私の研修は、右脳を使うように意識的にしかけています。雇用自体が危ぶまれている昨今の緊急事態には頭でっかちな理論は不要でしょう。
最終回は、まとめを兼ねて、リーダーシップとチームビルデイングのロープレを行いました。ここまで来ると、メンバー1人1人が、変わってくるのが、目に見えてきます。1人の落伍者もなく、みな本当によく頑張ってくれた、と敬意を表します。ありがとうございます。最終セッションで皆の晴れ晴れとした顔が印象的でした。その後、社長の粋な計らいで、打ち上げ会と相成り、はじめて各メンバーと酒を酌み交わしました。1人1人の研修に対するコメントを聞くにつけ、やってよかった、の感が出、それはいつしか、爽やかな達成感になっていました。敬愛する社長と愛すべきメンバー、私は幸せな男だとつくづく実感いたしました。そして、この仕事はやはり天職、と確信いたしました。
研修というものは、日が経つと薄れていくものです。しかし、キラッと光るなにかを掴みその後の人生に寄与するのも研修、何年もたってからようやく意味がわかるのも研修です。様々な想いや細かい改善点は多々ありますが、まずは採用してくれた社長の顔はたてられた、と思います。80点はあげてもいいのではと、甘く自己採点しました。テーマである「能動的な人間」というところには今一歩でした。
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