やりがい
仕事のやりがいというのは、どういう時に、感じるのでしょうか?
4日は、江ノ島のカウンセリング担当日で、顕著な感覚を得ました。めずらしく男性のクライエントが来談にきて、おかれている苦境の様子を話してくれました。請われて転職し会社の社長を引き受けたものの外からみるのと中に入るのでは雲泥の差があって苦悩したこと、学生時代は剣道と空手をやっていたことなどの話は、私自身の境遇ともだぶったこともあり、懸命に傾聴しました。また私の経験談もさせていただきました。帰り際に、「カウンセラーは、年寄りか若いのが出てきて、偉そうなことをいうものと推測していましたが、今日は小倉さんに会えて良かった。それが最高の収穫です。次回も予約させてください。」とコメントされました。こう言われた時、この仕事をやっていてよかった、と心底思います。話を聴きおえた疲労感と充実感が交錯しました。
次に、継続中の女性クライエント。言いたい事が言えない、という悩みを抱えていたのですが、部屋に入るなり目を輝かせながら、「おかげさまで、会合で今まで言えなかった事が、すーっと言えました。」という第一声を聞きました。人がいい方向に変わっていく、そこに自分のエネルギーが絡んでいく、これがカウンセラーのやりがいです。
また終了間際に電話相談がはいり、約40分のカウンセリングとなりました。そのとき、クライエントの最後の質問。「あなたは、なぜボランテイアなのに、時間を使って、いいアドバイスをしてくれて、いい情報を提供してくれて、つまらない私の話を聞いてくれるのですか?私には理解できない。」とおっしゃいました。私たちカウンセラーがごく当たり前にやっていることが、外からはこのコメントのようにみえる、ということもあるのでしょう。ボランテイアのカウンセリングをやっている理由?理屈はいりません。それは、この日の2つのパターンに集約されているように思いました。
| 固定リンク
「仕事スキル」カテゴリの記事
- 「RESPECT」の法則を使う(2014.05.19)
- 春学期スタート(2014.04.24)
- 「ReSPECT」の法則(2014.04.07)
- OKセッション(2014.01.30)
- 技能検定(2013.12.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント