国家試験
キャリア・コンサルタントが国家試験になる。今年から始まる。10ぐらいの団体が養成講座と試験を実施しキャリアコンサルタントの資格を発行している。、能力にバラツキがある、というのがそもそもの発想で、資格をとっただけで、技能レベルの低い者、ペーパードライバーが多い、というのが検討の発端になったやに聞いている。実務経験年数が3年以上という受検資格がある。私は今回は受験資格がないと思っていたが、企業の人事部で相談業務をやっていればOKということ。さればM社時代の社長業務による全般的な人事労務管理は充分該当すると専門家から聞いた。さらに、特別講習を受けると、学科試験は免除されるという情報をキャッチ。ということで、実技試験だけならやれそうなので今回受検することにした。20日は、その学科免除の特別講習の最終日で私がすべりこみエントリーした日であった。大門の退職金機構ビルの8Fに、AM9:45に訪れると、約150名ほどの受講者がいた。江ノ島の仲間も3人来ていた。教科書を渡され、10の項目について講義形式で進めていく。PM3:30で講義終了し、筆記試験となった。内容は話を聞いていればできる問題で、ラインは70点以上。予想通り、全員合格となった。我々受検生にとっては、これでいいかもしれないが、なにか心の中を寒風が吹きすさぶ。その1:国家試験にする意味がFITしない。こんな事に時間と金を使う以前に、厚労省はもっとすべきことが多々あるだろう。その2:形式だけの学科試験免除はビジネスの臭いがする。私は学科免除の権利を金で買った、という気がする。その3:経験年数云々を言っているが、ハローワークなどに勤めている人ばかりが対象ではないはずだ。もっと一般に門戸を開き、人事経験者だけではなく、広くあまねく人材を集めるべきだ。それが優秀なカウンセラーを育てるもっとも有効な手段と思う。最近は秋晴れの晴天が続き、すがすがしい気候を満喫しているが、このキャリア・コンサルタントの国家試験には、バタバタ感と不納得感、そして非優先感を感じる。しかし、そうは言いながら職業上受検しようとしている私がいる。
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