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2008年9月11日 (木)

最新世相三考

どうしてもこのタイミングで書いておきたいことがある。最近の世相についてだ。今日は、江の島の担当日で、ここにも様々な人間ドラマが展開し興味がつきないが、今日は敢えて最新の世相のほうに言及したい。まずは、大麻汚染の相撲協会。北の海理事長の理事降格の話。理事としてとどまるなどとんでもない。相撲協会は改革などできない、と断言する。私はM社での苦い経験がある。私の前の社長は、社員に強烈なパワハラをした結果、部下から讒言、罷免された。しかし、なぜかF社はその前社長を取締役として残したのである。前社長は自分のほうが知っている部分で、粗を見つけて自己パフォーマンスした結果、取締役会は毎回荒れ前に進むのに大変難儀したものである。まさに獅子身中の虫であり私は彼を排除するのに約1年要した。これと同じことが三重の海新理事長にふりかかるであろう。第二は、官の無駄遣い。自民党の総裁候補が5人出揃ったタイミングで、TV局のアンケートで国民が圧倒的に求めているのは、官の無駄遣い廃止という事柄である。諸悪の根源は、予算制度と役人の大企業病にある。予算は全部消化しないと翌年の予算が減らされる仕組み。だから、年が明けてから、無駄遣いする。大企業病に罹った茶坊主達にはもはや税金などという概念は全くない。経費を余したら翌年増額するとか、表彰するとか、優遇し、毎年満額を使い切る部署と内容を徹底的に監視するなど、この仕組みを抜本的に変えないといつまでたっても100年河清を待つだ。私は公務員の無駄遣いは使用経費のうち20%はあると見ている。こういう事にこそマスコミはキャンペーンをはれないものだろうか?第三の点は、事故米転用にみられる食品の偽装表示等の問題である。経営者はコストダウンを図るため禁断の麻薬に手を出してしまう。一度やったらもうやめられない麻薬。それが偽装表示等である。みつからない時点ではやり手の経営者として認められたことであろう。しかしつけは必ず廻ってくる。官の規制が厳しい中、追いつめられた結果であろうが、百花繚乱?次から次へ出てくる。しかし許されるものではない。まだまだ氷山の一角であろうが、麻薬をやっている経営者は毎日熟睡できないであろう。結局は、正々堂々まっすぐに進む本物のみが残るのでないだろうか?偽者が淘汰されている、私はそう感じるのである。これは食品だけの世界ではない。

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