北京オリンピック2
北京オリンピックもちょうど折り返し地点。毎日、ライブで観戦しているオリンピック俄か評論家の私なりの視点で、今回の北京オリンピックの前半を展望してみよう。成績は、総じていい。感じた事を3つ述べてみよう。まずは、成功者として、2連覇を果たした選手の共通点は?柔道の内芝、谷本、上野、水泳の北島、レスリングの吉田の5人であるが、皆4年間のえもいえぬ苦労を乗り越えてきたところに涙がある。決して順調にごくごく当たり前に来たのではなく、口を揃えて言うのは、今回の方がいろいろ詰まっているというコメントだ。1回とるより、続けてとるほうが難しいと言われる。彼らも同じ人間なのだ。
次に、メダル獲得者全般での共通性は?試合後のインタビューで、サポートしてくれたスタッフや家族、応援してくれた人たちへの感謝の言葉が必ず出てくるのには感心することしきりである。感謝の気持ちを持つ事自体が一流選手の条件と思わせるぐらい頻繁に出てくる。選手とスタッフの関係では、平井コーチと北島、銅メダルの中村との間合いをみていて、コーチの重要性、必要性を正しく感じたものである。人間1人では生きていけない、名選手の影に名コーチありだ。コーチを信じて全うした選手がまた凄い。だから1流なのか?
3つめに感じた事。金に届かなかった銀メダルの選手、柔道の塚田選手、レスリングの伊調選手らである。決勝で負けた時は、がっくり落胆しインタビュアーもやりにくそうだが、表彰台に出てくる時には、スカッと切り替えて爽やかに出てくる。これが私には爽快新鮮に見えた。昔では見られない昨今のいい光景である。これなら、次はツキがきそうだ。
他には、バドミントンという競技の面白さや、女子サッカーの素晴らしさの虜になったこと、卓球を見直したことなど、さまざまである。なによりも頼もしく感じたのは、今の若者、柔道、フェンシング、水泳などで、なかなかの者がでてきた、ということだ。決して日本は捨てたもんじゃない、と思った。最後に、心に残った言葉。「メダルは、自分の色」(競泳松田)。「メダルが傍にあるのだから、掴みにいく」(競泳入江)。が私にメモをとらせた。
更に番外。ここまでの○○ジャパンは想定以上の結果は残せなかった。(なでしこジャパンは除く)さて、星野ジャパンは?女性アスリートはチャーミングな人が多い。私は、バドミントンの小椋久美子と卓球の平野さやかの大ファンになってしまった。
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