« 六本木ケントス | トップページ | 北京オリンピック3 »

2008年8月24日 (日)

ロゴ・セラピー

勝田茅生先生のロゴ・セラピーのセミナーに行ってきた。ロゴ・セラピーとは、ユダヤ人の精神科医フランクル博士が唱えた心理療法だ。フランクル博士は、アウシュビッツのナチ収容所の経験を書いた「夜と霧」の著者として有名であり、勝田茅生先生は孫弟子にあたり日本人唯一のロゴ・セラピストである。「夜と霧」は私が中学時代になぜか読んでおり、強烈な暗い印象を与えられた本である。カウンセリングの勉強を続ける中で、第一人者である諸冨先生からフランクル博士の話を聞き、なぜか昔から求めていたものに出会ったような気がしたものである。フランクルの唱えた考え方について、私はここまで独学で勉強してきた。人間の「3つの価値ー創造、体験、態度」ぐらいの概念は知っていたが、今回直孫弟子勝田先生の1日セミナーが聞けることになり、ワクワクソワソワしながら会場の市谷私学会館まで赴いたものである。話を聞いていて途中3箇所ぐらいなぜか涙がでてしまった箇所があった。「生きる事には意味がある」というフランクルの基本理念は迫力と説得力がある。「心身態」から「精神次元」そして「次元的存在論」、確かにこれで、うつ病などの説明ができるのだが、なによりも凄みがあるのは、誰もがぶつかる人生の壁について身体を張って現場感覚の答えをきっちり出しているところだろう。共鳴するところが多々あるのだが、新しい発見として、ロゴ・セラピーでいう「態度変換」は、私のいうリフレイミングと同質であるということを上げておきたい。ここまでくると、誰の学説とか、何の療法とかはどうでもよくなり、いかに壊れかけている人間にプラス作用するか、この1点だけが興味の的になってくる。ロゴ・セラピーはもう少し勉強して実践で使用してみよう。

|

« 六本木ケントス | トップページ | 北京オリンピック3 »

仕事スキル」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロゴ・セラピー:

« 六本木ケントス | トップページ | 北京オリンピック3 »