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2008年8月12日 (火)

感動を呼ぶ男

引き続きオリンピックの話題だ。大会4日目、競泳100M平泳ぎで、日本期待の北島選手が金メダルに輝いた。レース経過をみてみよう。北島選手は準決勝タイム2位で、5コース。スタートは5分であったが50M折り返しでは差のない3位。TOPは、準決勝タイム1位のノルウェーのオーウエン選手、2位はライバルのハンセン選手であった。50Mのターンの後である。いつのまにか、北島が頭1つでている。そして、75M付近では、完全にTOPにたっていた。興奮は最高潮に達した。最後の25Mの長かったこと。しかし押し切った。世界新記録である。私はTVを見ていて、大声を出して応援し興奮しまくっていた。そしてそれはすぐに感動に変った。この健康的な感動はどこから湧いてくるのか?日本中が最近なかった感動を味わったのではないだろうか?北島康介、凄い男だ。北島選手には、最近失われつつある「武士道」を感じる。硬派であり、質実剛健そのもの。団塊世代が次世代に求めているもの、それが彼にはありあまるほどある。素質があって、えもいえぬ努力を継続して、勝つことを信じきったならば、人間あそこまでできるのだろうか?決勝のレースが、そこまでの2レースとは全く違っており、最もベストでパーフェクトな展開を演出したのがすごい。コーチング的にいうと平井コーチもすごい。かって鈴木大地選手が、オリンピック背泳決勝でバサロの距離を5M伸ばして勝った、という二宮氏の逸話を想いだしていた。北島選手の2008北京の100M平泳ぎの感動は永遠に心に刻まれるであろう。私は、団塊の世代の人間として、ビートルズと極真空手の大山館長がバリバリの時代に同生したことに喜びと誇りを持っているが、イチロー選手の3000本安打と北島選手の金メダル獲得は新たに感動のページにペーストしておこう。

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