同期の桜
退職後、始めてF社研究所とその周辺に昨日足を伸ばした。まず訪れたのは、Fグループ全体の研修関係を生業とするJセンターである。この仕事を始めて、すぐに仁義をきりに挨拶に行こうと思いながら日が経ってしまった。大雄山線で、F前駅で降りて、タクシーのない猛暑の中、20分ほど歩いて汗だくで到着。信頼性の高い知己であるI氏の気遣いで、初対面のD社長に同席いただいた。I氏には昨年退社後もお世話になっており、感謝、感謝である。最初にアイスブレイクがわりに、私の自己紹介をしたところ、D社長とは、同期入社ということが判明。人間と言うのは、「類に共感」する生き物であるということをつくづく思い知らされる。同郷、同DNA、学校の先輩・後輩、同じスポーツ、同じ音楽、同じ趣味、同病相憐れむなどなど、共感できる類があると、会話が弾んでいきいきとしてくる。相手に対する興味が増してその人が好きになる。会社勤めで最も機能する「類」は同期という類だ。同期と知った瞬間から、親近感、安心感、快い感情が発生する。お陰さまで、私の話はよく聞いてもらったし、D社長の会社の方針について、大いなる共感と理解を得た、と思っている。経営的観点、教育的観点、社会貢献的観点などの様々な視点からみて、D社長の話は共鳴でき、Agreeの部分が多い。D社長の飾らない等身大の人柄が当然作用しているのであろうが、なによりも私の気持ちが、何とか彼を助けてあげたい、彼と仕事をしてみたい、という方向に急速に向かっていったことが驚きである。この感情は、N社のM会長と会った時と同質のものである。気分をよくして、次に訪問したのはF社の研究所である。ここで迎えてくれたのは同期入社のO氏であった。ここも2月ぐらいに伺うつもりが5ヶ月遅れの訪問である。O氏はつい最近まで全体統括の重責を担い、人間的にも素晴らしい尊敬できる人物で私のF社在職中はなにかと頼りにし世話になったものである。私より仕事内容を一通り話した後、H女史も参加し、小田原で快い会食会となった。聞いてみると、D社長とO氏は旧知の間柄であり、私のアクセスが入って、3本の糸が繋がった感じだ。来月、小田原で、事務系の同期会が予定されているが、ここで3人が同席できるよう私のほうから、幹事に働きかけるつもりである。
| 固定リンク
« 琴平神社 | トップページ | 専属カウンセラー »
「生活」カテゴリの記事
- 代理人を全うしました。(2017.03.10)
- キャリア形成(2015.10.04)
- 恩師の訃報(2015.09.09)
- 後発スーパー(2015.02.21)
- 爆破予告(2014.09.21)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント