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2008年6月 5日 (木)

税金と借金

大阪府橋下知事が財政再建計画を示した。大阪府の借金は5兆円。このまま推移すれば、第二の夕張市になるという危機感から、経費を見直しコストダウンを図ると言ってがんばっている。一方、国の借金は849兆円という。サラリーマンがあれだけ税金を払っていてなぜ赤字になるのであろうか?今日も私のところに住民税の請求が来た。サラリーマン時代は気にもしていなかったが、よくみるととんでもない額をしゃーしゃーと請求してきているという感じもある。国会では後期高齢者医療制度でもめている。税金は、明治時代に新政府が「国家」という新概念を導入し新しい社会の仕組みの名の下に国民の義務としてはじまり、今日では当たり前になっている。しかしそれを既得権の仕組みとしてとらえ、公務員の信じられない事件が次々と明るみにでる。国土交通省、社保庁、防衛省、今日は財務省で国民感情を逆なでするような問題が起きている。民間の納税者からみれば、詐欺行為のような事が日常茶飯事で起きている。税金のとりたてはきっちり、使い方はうやもや、では、貸借対照表のバランスがとれるわけがない。最近、世の中を客観的にみるようになって、このインプットとアウトプットのアンバランスに怒りを隠しえない。正直に、まじめに生きている人間にとっては辛い社会だ。信じられない猟奇事件が増えたのも、このアンバランスとは無関係ではない。風が吹けば桶屋が儲かる、の諺があるが、それでは私に何が出来るのであろうか?怒りと無力感を感じ、梅雨の空とも相俟って、やるせない気持ちになってしまう。

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