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2008年6月29日 (日)

孫と犬

あるところに、お爺さんとお婆さんがいました。おじいさんは海釣りへ、おばあさんは、コーラスの練習に行きました。2人には娘が2人いました。下の娘が若くして結婚し、翌年、孫が生まれました。孫を連れて、娘夫婦が実家に来ると、そこには、約23キロの黒のラブラドール犬(メス)が歓迎の意を表します。この犬は「モナカ」という名前で、生まれて、1ヶ月も経たないうちに、親と引き離されたためか、野生的なところがなかなか抜けず、生来の茶目っ気たっぷりな気質と相俟って、おじいさんとおばあさんの手を焼かせていました。訓練所に4ヶ月預けたりしてみたものの、3年目に入った今でもワンワン吼えるのは治りません。孫が来る日は、囲いを作りどちらかが番をしているという対応が通常です。ただ、孫は、両親の実家のどちらも犬がいることから、犬に違和感は感じていないようです。そうこうしているうちに、犬は怒られる事が嫌、とやっと犬並みに感じるようになった反面、孫は犬を触りまくるために犬を追いかけるという展開になり、いつしか囲いもはずし、犬と孫の主客が転倒。犬は孫の子分になりました。名犬ラッシーという昔あった物語もこのような筋だったと思いますが、今回はそこまではいかなかったものの、次回は、人間が犬をリードする事を期待している1人のおじいさんがいました。

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