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2008年5月 9日 (金)

老人対策

昨年から私を悩ませているのが、老齢化対策である。カウンセラー仲間でこの問題に直面している人は驚くほど多い。団塊の世代を育てた親が齢80を越え、そのうちの何人かが、認知症を発症したり、自分のことが自分でできなくなっておりで介護を必要としているのが現実である。私は、生みの親は2人ともすでにこの世にいないのであるが、亡き母の妹が76歳で、東京に住んでいる。このおばに、シャルコ・マリー・トース症候群という進行性の脳の病気があることが昨年判明。私は、母が亡くなって以来20年強、おばとは接触はほとんどなかったのであるが、話を聞いて見舞いにいってからというもの、この独身の1人ぐらしで、関東圏には、甥と姪しかいない、哀れなおばをなんとかしてやりたい、と思うようになった。田舎には、姉と弟2人がいるので、まずは兄弟間で認識を共有すること、ケアハウスの探索と交渉、経済分析等々、割いてきたのは月1日ぐらいであるが、私がやれることはここまでやってきたつもりである。今日もおばを伴い、従妹とケア・ハウスの契約のため埼玉方面に往復4時間かけて行ってきた。結果は、まだクリアすべき課題があるようで思い通りにはならなかった。ただ、親戚全員がこの問題を共有し連帯責任で対応しようと踏み込んだところでコンセンサスが得られたので、もう少し粘ればいい結果が得られると思う。聞くところによると、我々のように親戚が一丸になるのは珍しいケースらしい。普通は関わりを恐れ、自責から逃れようとするようだ。見て見ぬふりできず、知らぬまに深みに入ってしまう私は、母親のDNAを引き継いでいると思う。今後どこの家でも老人対策は重くのしかかってくるのであり、私の今のやり方が成功すれば、1つの家族療法的な解決策になるのではないか、キャリ・コンの活動の場で発表しようと思っているくらいである。私ががんばれる源が2つある。1つは聡明で美人の従妹が仕事をもちながらも精一杯頑張ってくれている事。私1人では何もできず、従妹の尽力には本当に頭が下がる。彼女が人間として素晴らしいという事、それを再認識し実感できただけでもこの問題に取組んだ意味があったというものである。そして2つ目は、妻が一緒に動き、調査し、考えてくれる同志であり、軍師であり、よきサポーターであり、最高の相棒であるということ、この2点はモチベーションアップのために「鬼に金棒」である。

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