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2008年4月30日 (水)

メンタル・カウンセリング

J社と契約して、社員である企業戦士のカウンセリングを引き受けている。私が企業在職中に取引があり当時溌剌としていた青年が、心療内科に通院し日々苦しんでいる。彼はストレッサーを断定しており、異動によって職場が変わってからは、夜も眠れるようになった、という事であった。日本の企業におけるストレスの70%はかような人為的によるもので、今回は典型的な例といえる。一般的なストレスレベルのアセスメントをやってもらうと、今は、正常の範囲にはいっている。このまま油断せずに周囲が協働していけばよくなるであろう。

メンタル・ヘルスは、私の仕事であり、産業カウンセラーとして医師と会社の間にたって、極力、人を救う事には、生きがいを感じているが、これから企業人がやらなければいけない事は、メンタル・ヘルスの基本知識を得ること以外に、大きく2つあると思っている。1つは、マネージメント能力というのは、部下のメンタル・ケア能力が今後最重要になるということの認識。2つめは、各人が強靭でしたたかな精神を持つ事である。今日のカウンセリングをやってみて改めてこの意を強くした。メンタル・ヘルスの実行計画作成にあたっては、シンプルにこの2つの視点より検討してみるのは有力である。

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