メンタル・カウンセリング
J社と契約して、社員である企業戦士のカウンセリングを引き受けている。私が企業在職中に取引があり当時溌剌としていた青年が、心療内科に通院し日々苦しんでいる。彼はストレッサーを断定しており、異動によって職場が変わってからは、夜も眠れるようになった、という事であった。日本の企業におけるストレスの70%はかような人為的によるもので、今回は典型的な例といえる。一般的なストレスレベルのアセスメントをやってもらうと、今は、正常の範囲にはいっている。このまま油断せずに周囲が協働していけばよくなるであろう。
メンタル・ヘルスは、私の仕事であり、産業カウンセラーとして医師と会社の間にたって、極力、人を救う事には、生きがいを感じているが、これから企業人がやらなければいけない事は、メンタル・ヘルスの基本知識を得ること以外に、大きく2つあると思っている。1つは、マネージメント能力というのは、部下のメンタル・ケア能力が今後最重要になるということの認識。2つめは、各人が強靭でしたたかな精神を持つ事である。今日のカウンセリングをやってみて改めてこの意を強くした。メンタル・ヘルスの実行計画作成にあたっては、シンプルにこの2つの視点より検討してみるのは有力である。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 災い転じて福となす(2016.01.04)
- 貴方の中にあるNewリーダーシップを使いこなそう!(2015.05.19)
- 思い込みに気づく(2014.10.13)
- 我病了!(2014.03.19)
- Gloomy(2013.12.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント